昔は盛岡城という城が今の盛岡駅から北に真っ直ぐのところにありました。
なので駅前は城下町として栄えていたんですね。
その名残から昔の風景を損なうことなく町が時代を通して発展していったので、今でも昭和からある織物店、鉄器屋、喫茶店が多く残っています。
今回はそんな盛岡の中でぜひ訪れてほしい昭和の面影を残した、昔ながらのレトロなカフェを3つご紹介いたします。
昔ゲームセンターに行ってた人は懐かしさ倍増!?「窓」
盛岡駅から徒歩6分のところにあるレトロなカフェ「窓」。
何がレトロかというと、お客が座るテーブルが昔のゲームセンターに置かれていた麻雀台なんです!これだけで昔ゲームセンターに通っていた人は懐かしさを思い出すのではないでしょうか。
ですが、更に店内の中央にはインベーダーゲームの実機があります。
僕はインベーダーゲームが流行った世代ではないので、このカフェに来て初めて本物を見ました。
良く常連さんや店主がお客さんがいないときに遊んでいるのですが、店主の腕前はかなりのものです。
そんな店内ですが、雰囲気は落ち着いていて昔のコミックスがたくさん置いているので今の40代の方は懐かしさを覚えるでしょうし、時間つぶしにも利用できます。
軽食としては以下のメニューが提供されています。
・トースト \300
・チーズトースト \350
・ハムトースト \400
・ピザトースト \450
・野菜サンド \500
・ハムサンド \500
・ミックスサンド \500
・たまごサンド \500
・おにぎり \150
本格的な料理としては以下のメニューが提供されています。
・カレーライス \450
・ドライカレー \500
・ピラフ \500
・焼きそば(うどん) \500
・山菜そば(うどん) \450
・冷やしそば(うどん) \500
・グラタン \400
・ハムエッグ \400
・ハンバーグライス \700
・焼き肉ライス \700
・チャーハン \600
・牛丼 \600
・鳥丼 \600
・ラーメン(みそ・しょうゆ・しお) \600
グラタンのクリームチーズのとろけ具合はこのお店でしか味わえないのでぜひ注文して食べてみて下さいね!
なんて読むの?かひかん?「可否館」
可否って皆さんなんと読むか知っていますか?
え、かひじゃないの?と思われるかもしれません。もちろん正解です(笑)
ですが、昔外国からコーヒーの文化が輸入してきたとき日本で初めてお店を出すときにはカタカナのコーヒーではなく漢字を使っていたんです。それが「可否」なんですね。
今回は、そんな文化を受け継いだ(かもしれない)可否館というカフェをご紹介します。
木でひし形のマークが縁どられたドアがちょっとした非日常感を感じさせます。
店内の照明は釣り鐘型のガラスランプが4つあるのみで少し暗めですが、その薄明かりに照らされた床と壁一面の赤レンガが異国情緒とレトロな雰囲気を表現しています。
ドリンクメニューはどれもおいしく
・コーヒー \480
・深煎りコーヒー \480
・アンデスマウンテン \580
・ウィンナーコーヒー \580
・カフェオレ \530
・ミルクティー \550
・ミルク \450
などがあります。
コーヒーを注文する際にはぜひセットでクルミクッキーを注文して食べてみて下さい。
クッキーの軽い食感と上品な甘さが深煎りコーヒーと相性が良く優雅なひと時を過ごせます。
天井の色とりどりのガラス細工が素敵な「バルク」
バルクは盛岡の繫華街から少し離れた場所にある2階建ての建物の2階にあるカフェで、1階が中華屋となっています。
赤い絨毯が敷かれた2階への階段を橙色のランプが優しく照らしているんですが、正直この時点でかなりレトロ好きな方にはたまらないかと思います。
また、木の階段なので1段上がる度に「ミシッ」っと軋む音を立てるのが一層雰囲気を醸し出します。
店内の天井には、色とりどりのガラス細工が敷き詰められていてそれを優しくぼんやりと照らす店内の照明がレトロな雰囲気と同時に非日常感を与えて、レコードの曲が店内にやさしく響き渡ります。
ランチセットでは、以下のフードをドリンクとセットで700円でご利用できます。
・ミックスサンド
・ベーコンエッグサンド
・照り焼きチキンサンド
・ツナメルティーサンド
ドリンクは以下のメニューを取り扱っています。
・オリジナルブレンド \450
・アメリカン \460
・エスプレッソ \450
・カフェオレ \380
・紅茶 \340
・アイスティー \340
・ミルク \350
700円で利用可能なランチセットも大変おすすめなのですが、是非訪れた際には500円のケーキセットをご注文下さい。食後のデザートとしてぴったりなメニューです。
また店内の窓からは川が見えるので、1人でゆっくりと本を読んだり、友人と少人数で談笑したりと色んな場面でおすすめできるお店です。
まとめ
いかがでしたか?
レトロって聞くと懐かしさをイメージしますが、実際のお店に行くと現代の人にとっては逆に新鮮さを感じることが多いと思います。
外装から内装までのこだわりや、お客さんとお店の人の距離の近さ、そして何より別世界にきたかと思わせるようなちょっとした非日常感と安心する温かさを感じれるところが昔からあるカフェの魅力ですよね。
日々を忙しく過ごす現代人にとって、自分のリズムを整えたり、時には何も考えないで過ごすことが大切だと僕は思います。そんなときはぜひ今回ご紹介したカフェをご利用していただけたらと思います!