萩原聖人は、俳優と麻雀という2つの世界の交差点に立つ男だ。俳優としては『橋のない川』『光の雨』『珈琲時光』など代表作に出演。麻雀では、麻雀界の頂点を極めたプロである。
ニューウェーブ杯、第5回モンド21杯で優勝。年には優勝賞金300万円の「第6回麻雀最強戦」に出場し、見事優勝を果たした。
1995年にフジテレビでスタートした麻雀番組『芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン』(スカパー!フジテレビONEで不定期放送中)でも17回の優勝を飾っている。番組史上最多の優勝回数を誇る。
また、ワレメDEポンは「割れ目麻雀」と呼ばれる麻雀のローカルルールを広めた。麻雀 割れ目とは普通の麻雀と似ているが、門が開いた位置に座っているプレイヤーは2倍の点数をもらえるというもの。
門が開くことは、「カイメン」や「割れ目」とも呼ばれ、手の始まりを意味し、プレイヤーにハイリターンの賞金をもたらす。しかし、キャズムに支払うポイントが2倍になるため、高いリスクも伴う。
ワレメDEポンへの参加以外にも、AbemaTVが主催するプロ雀士のリーグ戦「RTDリーグ」に2014年から参加。
2005年、福本伸行の麻雀漫画を原作としたアニメ『闘牌伝説アカギ 闇に堕ちた天才』で主人公アカギの声を担当。これにより、麻雀界では「リアルアカギ」と呼ばれるようになった。
プロになる前から、萩原の麻雀の実力は麻雀界で認められていた。プロ雀士たちから慕われ、数々のテレビ対局や著名人麻雀大会でその実力を披露し、後の競技麻雀界での活躍の道を切り開いた。
麻雀番組がテレビで放送されるようになった1990年代以降、さまざまな番組に出演し、一般層への麻雀普及に努めてきた。持ち前の勝負強さとひたむきな姿勢がファンを魅了している。
萩原の現在の麻雀キャリア
萩原は後輩芸人に厳しく麻雀を指導することでも知られ、”萩原道場 “と呼ばれている。河童の飼い方』で共演した神崎ちひろに「麻雀やるか」と聞いたことがある。麻雀をまったく知らなかった神崎は麻雀に興味を持ち、以来プロ雀士として活躍。