「男がメイクなんて…」と、まだそんな声が聞こえてくることもある時代。でも実際には、メンズメイクに好意的な女性は7割以上というデータもあり、決して特別なことではなくなってきました。
それでも「メンズメイクが気持ち悪い」と感じる人がいるのも事実。問題はメイクそのものよりも、やり方や印象の持たれ方にあることが多いようです。
この記事では、気持ち悪いと思われてしまう原因を整理しながら、失敗しないメイクの基本もあわせてお伝えします。
メンズメイクが気持ち悪いと思われる理由7選
メンズメイクに対するネガティブな印象には、いくつかパターンがあります。原因をきちんと知ることが、対策の第一歩になります。
1. 「メイクは女性がするもの」という先入観
日本では長らく、メイクは女性のものという認識が根強くありました。
歴史をひもとけば、江戸時代の男性もおしろいを使っていましたし、古代エジプトでは男女問わずアイラインが当たり前でした。「男性はメイクしない」という感覚は、意外にも比較的新しい考え方なのです。
それでも、慣れない人にとっては違和感を覚えるのが自然な反応。先入観からくる「気持ち悪い」という感情なので、実際のメイクの質とは関係がないことも多いです。
2. K-POPメイクとの混同
アイシャドウやカラーリップを使った華やかなステージメイクと、日常のナチュラルメイクが混同されてしまうことがあります。
K-POPアイドルのメイクは「魅せること」が目的で、舞台映えするように計算された仕上がり。一方、多くの男性が日常でやっているのは、くすみや毛穴をさりげなくカバーする程度のことで、まったく別物です。
この違いが伝わっていないと、「男がメイクするなんて」という印象を持たれやすくなります。
3. 厚塗りで不自然に見える
顔だけ妙に白い、マスクのように肌が均一すぎるといった仕上がりは、見る人に違和感を与えます。
メイクが「バレてしまう」最大の原因のひとつが厚塗りです。ベースメイクは米粒1粒ほどの量から始め、薄く伸ばすのが基本。「もう少し欲しいかな」と感じるくらいが、ちょうどいい量です。
少量を重ねていく「引き算のメイク」が、ナチュラルな仕上がりへの近道です。
4. 肌色が合っていない
自分の肌よりも明るすぎるBBクリームやファンデーションを使うと、顔だけ浮いて見えます。
首との色の差が出てしまうと、一気に不自然な印象に。BBクリームを選ぶときは、ドラッグストアのテスターを使ってフェイスラインに塗り、首の色となじむかを必ず確認しましょう。
5. テカリが放置されている
スキンケア後やBBクリームを塗った後、時間が経つとTゾーンを中心に皮脂でテカってきます。
テカリはメイクをしていない素肌よりも目立つことがあり、清潔感を損なう原因に。フェイスパウダーをTゾーンにさっとのせるだけで、マットな仕上がりが続きます。このひと手間が、昼すぎの印象を大きく変えます。
6. 顔だけ整っていてアンバランス
メイクで顔はきれいなのに、髪がボサボサだったり服がシワだらけだったりすると、逆に浮いて見えることがあります。
メイクはあくまで清潔感を高めるための手段のひとつ。ヘアスタイルや服装とのバランスが取れていてこそ、全体の印象が整います。たとえば男性の場合、メイクだけでなくヘアスタイルの見直しも清潔感アップに直結します。マンバンヘア 気持ち悪いと感じられることもあるように、髪型ひとつで与える印象は大きく変わります。違和感のある原因を知ることで、トータルコーデのヒントにもなりますよ。
7. 目的が伝わっていない
「なぜ男性がメイクをするのか」が周囲に理解されていないと、違和感を覚えることがあります。
メイクをする理由はシンプルで、「疲れた顔に見られたくない」「クマや青ひげを目立たなくしたい」「ビジネスシーンで清潔感を出したい」といったものが多いです。スーツにアイロンをかけるのと同じ感覚で、身だしなみのひとつとして捉えてもらえると自然に受け入れられやすくなります。
失敗しないメンズメイクのやり方
メンズメイクが気持ち悪いと思われないためには、正しい手順と量が大切です。難しく考えなくても、4つのステップで十分です。
Step1. スキンケアで土台を整える
メイク前にスキンケアをするかどうかで、仕上がりがまるで変わります。
洗顔→化粧水→乳液の3ステップだけで構いません。乾燥したままBBクリームを塗ると、粉っぽく浮いて見えたり、夕方にはヨレてしまったりします。スキンケアはメイクの土台であり、ナチュラルな仕上がりに直結する工程です。
Step2. BBクリームで肌色を均一に
BBクリームは、保湿・日焼け止め・カバーが1本でできる、メンズメイクの入門アイテムです。
塗り方は、手の甲に米粒1粒分を出して、両頬・額・鼻・あごの5か所に少量ずつ置き、指の腹で外側へ薄く伸ばすだけ。フェイスラインはスポンジでぼかすと、首との色の差が出にくくなります。
Step3. コンシーラーでピンポイントカバー
BBクリームだけで気になる部分が残るときは、コンシーラーを使います。
クマや青ひげには、オレンジ系のコンシーラーが効果的です。青みを相殺することで、目元や口まわりが自然に明るく見えます。塗り方は「こする」のではなく「トントンと軽くたたく」のがコツ。こすってしまうとムラになりやすいので注意が必要です。
Step4. フェイスパウダーで仕上げる
BBクリームだけだと、時間が経つにつれてテカりが出てきます。
透明タイプのフェイスパウダーをTゾーンにさっとのせるだけで、マットな仕上がりが長続きします。色がつかないタイプなら肌色を問わず使えますし、洗顔料だけで落とせるものも多いので、クレンジング不要で手間がかかりません。
アイテム選びの基本
初心者がまず用意しておくと便利なのは、BBクリームとフェイスパウダーの2点のみ。
BBクリームはドラッグストアで購入できるメンズ向けのものから試すと選びやすいです。テスターで肌色を確認してから購入するのがベストで、首の色と比べて違和感がないかをチェックしましょう。
フェイスパウダーは透明タイプで皮脂吸着力があるものを選べば、テカリ対策として十分。この2点で始めて、慣れてきたらコンシーラーを追加するといった流れが無理なく続けやすいです。
まとめ
「メンズメイクが気持ち悪い」と思われる理由のほとんどは、メイクそのものへの拒否感ではなく、やり方の問題であることが多いです。
厚塗りや肌色の不一致、テカリの放置といったポイントさえ気をつければ、周囲にバレることなく清潔感を高められます。複数の調査データでも、女性の7割以上がナチュラルなメンズメイクに肯定的という結果が出ていて、時代の流れも変わってきています。
まずはBBクリーム1本から。「なんか今日、肌きれいね」と言われる日が、意外と早く来るかもしれません。










