『僕たちがやりました』は気持ち悪い?不快といわれる理由や評判は?

『僕たちがやりました』は気持ち悪い?不快といわれる理由や評判は?

2017年にフジテレビ系列で放送された窪田正孝主演ドラマ『僕たちがやりました』は、高校生たちの犯罪と逃亡を描いた作品として話題となりました。しかし、放送当時は『僕たちがやりました』が「気持ち悪い」「不快」といった声も上がり、賛否両論を呼んだ作品でした。本記事では、賛否の理由と実際の評判について掘り下げていきます。

目次

『僕たちがやりました』が気持ち悪いと言われる理由

ドラマ『僕たちがやりました』は、一部の視聴者から「気持ち悪い」との声が上がっています。特に話題となった演技の迫真性、過激な暴力描写、救いのないストーリー展開が視聴者にどのような印象を与えたのかを詳しく解説します。

1. 窪田正孝の演技の迫真性

ドラマ『僕たちがやりました』で特に話題となったのは、主演の窪田正孝さんの演技でした。視聴者からは「窪田正孝の演技が上手すぎて気持ち悪い」という声が多数上がっています。これは批判ではなく、むしろ彼の演技力の高さを評価するコメントでした。窪田さんは増淵トビオ役を演じるにあたり、罪の意識に苛まれる高校生の心情を生々しく表現。その演技があまりにもリアルで、見ている側に不安感や居心地の悪さを感じさせるほどだったのです。

2. 暴力描写の過激さ

原作漫画の再現度の高さも、本作の特徴です。しかし、それゆえに血みどろの暴力シーンや過激な描写が多く含まれていました。第1話の爆発シーンや、その後の怪我人の描写、暴力シーンなどが「家族と一緒に見られない」「怖すぎる」との声につながりました。

3. 救いのない展開

軽い気持ちの悪戯が人命を奪う大惨事につながり、若者たちの人生が一変してしまうという展開は、視聴者に強い衝撃を与えました。逃亡生活の中での裏切りや葛藤、犯罪者としての生き方を模索する姿に「救いがない」「暗すぎる」との声もありました。

実際の評判と高評価の理由

一方で、『僕たちがやりました』には多くの高評価も寄せられていました。

1. 疾走感ある展開と構成

物語の急展開と疾走感は多くの視聴者から支持されました。平凡な日常から一転、爆発事件を起こし逃亡者となる主人公たち。国外逃亡を試みるも失敗し、次々と追い詰められていく展開は、視聴者を飽きさせない魅力を持っていました。

2. 豪華キャストの演技力

窪田正孝をはじめ、永野芽郁、新田真剣佑、間宮祥太朗、葉山奨之など、当時旬の若手俳優が集結したキャスティングも話題となりました。それぞれが個性的なキャラクターを演じ、群像劇としての深みを生み出していました。

3. 社会問題を考えさせる内容

「軽い気持ちでやった悪戯が、人生を変えてしまう恐ろしさ」というテーマは、若い世代への警告としても受け止められました。犯罪が自分自身だけでなく家族や周囲の人々にも深い傷を残すことの重さ、暴力や憎しみからは何も生まれないという教訓を含んだ作品として評価する声もありました。

どんな人に向いている作品か?

『僕たちがやりました』は以下のような方々に特におすすめです。

  • サスペンスドラマが好きな人
  • 青春ドラマの中でも重いテーマを扱った作品を好む人
  • 窪田正孝をはじめとする若手実力派俳優の演技を堪能したい人
  • 社会問題や人間の本質を描いた群像劇に興味がある人

まとめ

過激な描写や暗いテーマ性から『僕たちがやりました』は「気持ち悪い」「不快」といった声が上がった一方で、演技力の高さや疾走感ある展開、社会問題を提起する内容として高く評価された作品でもありました。一般的なドラマとは一線を画す「青春×犯罪×サスペンス」というジャンルは万人受けするものではありませんが、だからこそ視聴者の心に強く残る作品となったのでしょう。観る人に爽快感というよりも、重い余韻と考えさせるきっかけを与える、そんな異色の青春ドラマと言えます。

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