『マイインターン』気持ち悪いといわれる理由は?気まずいって本当?あらすじも紹介!

『マイインターン』気持ち悪いといわれる理由は?気まずいって本当?あらすじも紹介!

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2015年に公開された映画『マイインターン』は、世代を超えた心温まる交流を描き、高い評価を受けた作品です。しかし一方で、一部の視聴者からは「気持ち悪さ」や「違和感」を指摘する声も上がっています。なぜそのように感じるのか、また本当に「気まずい」シーンが含まれているのか、作品の特徴を詳しく見ていきましょう。オトナブルー 気持ち悪いという意見もありますが、『マイインターン』が気持ち悪いといわれる背景を見てみると、共通した要素があるということが分かりました。

目次

映画『マイインターン』はなぜ気持ち悪いといわれる?

映画『マイインターン』への評価は視聴者によって分かれており、一部ではマイインターンに対し気持ち悪いという声もあるとのこと。物語の中心となるベンとジュールズの関係性が”理想化され過ぎている”という声があります。また、一部の観客にとって気まずさや違和感を覚える場面もあるようです。こうした要素が「気持ち悪い」「気まずい」と感じられる理由となっていました。特に気持ち悪いと言われることの多い要素をご紹介します。

ベンの価値観が時代遅れだから

『マイインターン』が気持ち悪いといわれる理由は、主人公のベンが不自然なほどに紳士だからです。ベンは古き良き時代の紳士で、スーツの着こなしや常にハンカチを持ち歩く性格、そして女性に対する丁寧な対応が素敵ですよね。しかし、現代の人間関係はよりカジュアルで多様性を持っているため、ベンの立ち振る舞いが過剰に感じられたり、時代遅れだと思われたりすることがあります。特にベンは、同僚の服装にケチをつけたり身だしなみを諭したりする性格のため、時代錯誤だと評価されました。

ベンの描写が現実離れしているから

ベンは70歳という年齢にもかかわらず、知識や経験、コミュニケーション力、そしてITスキルという完璧な能力を持ち合わせたシニアという設定です。『マイインターン』の中で、ベンの苦手や弱みについてはほとんど触れられておらず、一部の視聴者にとってはベンが、不気味なほどに非現実的名存在として映ることがあるようです。

若者中心の職場で、年齢を感じさせない前向きな姿勢で周囲から信頼を得ていくベン。支持されやすい一方、やや理想化され過ぎているように感じられます。

ジュールズとベンの関係性に違和感があるから

主人公ベンは、女性向けファッションのネット通販サイトを運営する大企業の社長。ベンがジュールズの会社に入社したことで、インターンとして働き始めます。ベンとジュールズの関係に注目してみると、2人は上司と部下というより、祖父と孫のような親密さに変化していきます。

一部の視聴者にとっては、この関係性に違和感を覚え「気持ち悪い」と感じられるのでしょう。理想の父親像として憧れを感じさせるベンの描写は、作品の魅力の一つともいえますね。

登場人物が全員いい人すぎるから

『マイインターン』には、敵や悪役が出てこないことで「気持ち悪い」といわれることがあるようです。劇中は、基本的に良いことやポジティブなイベントしか起こりません。まさに毒気がなく、気持ち悪さや不気味さを感じる人が一定数いたようです。

ベンとジュールズがホテルの同室におり、ガウン姿で腰掛けるシーンがあるのですが「さすがに上司と部下がホテルの同室でガウンを着て、何も起こらないのは不自然だ」と、指摘の声も寄せられました。

ベンの言動が時々意味不明だから

ベンは、ご紹介した通り完璧なシニア像を体現していて、見た目は優しいおじいさんですが、できないことはないほどパーフェクトな人物です。冒頭で、中国語を習っているとさらっと言うシーンがあるのですが、劇中で「サヨナラ」と日本語を話す場面が出てきました。ベンが日本語を習っているというセリフはないので、深い意味はなく、多才なベンが日本語もできるというという設定をアピールしていたのかもしれません。唐突な日本語に、一瞬「今のは何?何かの伏線?」と感じてしまう人がいたようです。

映画『マイインターン』の気まずいシーンは?

映画『マイインターン』には、成人向けの問題があるシーンは少ないですが、次のシーンについて視聴時に気まずさを感じるかもしれません。

  • マッサージシーンでの軽い性的なユーモア:会社のマッサージ師とベンのやり取りで、周囲の社員が反応する場面
  • キスシーン:数シーンに渡るキスシーンの場面

これらのシーンから、映画の年齢指定(13歳以上)は適切であり、特に小さい子どもが観ている時には気を配る必要があるかもしれませんね。しかし全体を通してはラブストーリーや大恋愛、不倫など過激な要素はないようです。

映画『マイインターン』あらすじ

70歳で退職したビジネスマン、ベン・ウィテカー(演ロバート・デ・ニーロ)が、ファッション系ECサイトのシニアインターンとして採用。彼は創業者でCEOのジュールズ・オースティン(演アン・ハサウェイ)の下で働くことになります。

当初、ジュールズはベンの存在を煩わしく感じていましたが、彼の豊富な人生経験と仕事に対する誠実な姿勢、そして彼女への思いやりある態度に次第に心を開いていくように。世代を超えた友情や相互理解、人生における価値観の変化、そしてワークライフバランスについて描いた心温まる作品です。

映画『マイインターン』キャスト

映画『マイインターン』のキャストをご紹介します。誰にでも好印象を与える主人公・ベンにはロバート・デ・ニーロさん、そして若く勝ち気な女性CEOをアン・ハサウェイさんが演じます。はじめはお互いを理解できず、心通うまで時間がかかった2人。しかし、ベンの人柄や人生観、有益なアドバイスが、やがてジュールズのビジネスを大きく舵切りしてくれることになります。そんな重要な役どころに命を吹き込むキャストは、以下の方々です。

ベン・ウィテカー役:ロバート・デ・ニーロ

ベンは、温厚でチャーミング、そして包容力のあるシニアインターン。これまでの作品では、硬派なイメージを放ってきたロバート・デ・ニーロさんですが、穏やかな表情や佇まいが「ベン」という新たな人物を生み出し、作品の世界観をより深めてくれています。『マイインターン』という作品に高い格調を感じるのは、ロバート・デ・ニーロさんという超大物俳優がキャスティングされたことをはじめ、彼が全身全霊を込めてベンを演じたからこそでしょう。

ジュールズ・オースティン役:アン・ハサウェイ

アン・ハサウェイさんは本作で、若き女性CEOを演じます。これまでもバリキャリ役に見事ハマっていたアン・ハサウェイさん。等身大でジュールズを演じ、成功の裏にあるプレッシャーや孤独感まで繊細に表現しました。まさに、本物のアン・ハサウェイさんの人生を見ているような描写は、高く支持されましたね。また、ファッション業界が舞台となっていることもあり、彼女が身にまとうファッションも注目ポイントの1つです。

フィオナ役:レネ・ルッソ

レネ・ルッソさんが演じるのは、ジュールズが経営するファッションサイト「ABOUT THE FIT」の専属マッサージ師・フィオナです。ジュールズの悩み相談に乗ったり、仕事上の問題をサポートしたりする心強い仲間であり、ベンと出会ってデートをするようになる重要人物。70歳でインターンとして雇われることになったベンですが、新たな恋が生まれるのかどうかも注目ポイントです。

最後に

映画『マイインターン』が気持ち悪いといわれている背景について紹介しました。あくまでも一部の視聴者の感想であり、作品の評価を大きく損なうものではありません。むしろ本作は、世代間の相互理解や、理想的な職場関係を描いた心温まる作品。高い評価を得ている映画の1つですので、ぜひ、一度視聴してみてはいかがでしょうか。職場での世代を超えた交流や、仕事と私生活のバランス、そして人生における価値観の変化など、現代社会における重要なテーマをハートフルに描いた本作は、幅広い層の視聴者の心に響くことでしょう。

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